NIDCAPについて

NIDCAP(ニドキャップ)とは

あかちゃんと家族を支え、それぞれの成長を支えるケア、Family Centered Care のプログラムです。墨東病院では現在NIDCAPトレーナー1名、プロフェッショナル2名、トレーニング研修生2名が在籍しています。

NIDCAPの背景

1984年にHeidelise Als博士(Harvard Medical School) とその共同研究者Gretchen Lawhon博士によって体系化されたプログラムです。

NIDCAPを取り入れることで、ケアの質が向上し、あかちゃんの発達と親子関係の育成を支え、より良い未来につながると考えられています。

  • 定期的に日本NIDCAPトレーニングセンターでNIDCAPの育成講座が開かれています。
  • 当院はNIDCAPトレーニングセンターの臨床協力病院です。ご興味がある方はまず見学等お待ちしております。

NIDCAPの実践

NIDCAPプロフェッショナルが主体となり、病院全体であかちゃんと家族を支えるケアを実践します。あかちゃん、家族、スタッフ、病院や病棟組織のそれぞれの視点でアプローチを行います。

NIDCAPプロフェッショナルは、
赤ちゃん、家族、スタッフ、病院それぞれの育ちを導く役割

究極のチームワーク
あかちゃんを真ん中に、家族・スタッフ・医師病院

あかちゃんへ

当人の行動を読み、ストレス軽減と快適さと安心感を与えることで、あかちゃんの心に寄り添うケアを提供し成長と発達を促します。

ご家族へ

親や家族があかちゃんの最も大切な養育者であると位置づけ、親や家族とともにケアに取り組み、親子と家族の関係性を支援しています。あかちゃんの成長レポートをご家族にお渡しすることもあります。

ケアスタッフへ

あかちゃんと家族を支える専門職者としての成長と資質向上をサポートします 。

病院組織へ

NIDCAPに基づくケアが組織的に提供できるよう、支援体制の構築を目指します。

NIDCAPの実践例

ご家族主体の育児ケア、痛みのケア

NIDCAPの行動観察レポートの提供

カンガルーケア

ご家族と作る育児ノート

家族の居心地のよい環境づくり
イベントのお祝い

24時間面会、面会中のきょうだい保育。きょうだい面会、祖父母面会

退院後のかぞく会、同窓会

見学をご検討いただいている方へ

  • 墨東病院ではNIDCAPの実践、活用方法などについて半日/1日の見学コースを設けています。
  • ご興味のある方は下記のコンタクトフォームよりお申込みをお願いいたします。

アクセス

都立墨東病院 育自(児)サポートネットワーク おたまじゃくしの会|新生児科

〒130-8575
東京都墨田区江東橋4丁目23-15
03-3633-6151(代表)

JR総武線 錦糸町駅下車
(徒歩7分)
駐車場190台